よく聞く103万の壁って何?詳しく疑問に答えます
アルバイトやパートタイムで働いている方には馴染みの深い103万の壁というワード。103万円を超えて収入を得た場合損をしてしまうのでこの記事できちんと理解しておきましょう!
まず103万という数字が何者なのかというところから理解しましょう。日本に住んでいるすべての給与所得者に与えられる給与所得控除という控除枠が55万円。基礎控除が48万円。このふたつを合算すると
となるわけですね。ここで終わっては面白くないのでこの2つの控除枠についてもう少し詳しく見ていきましょう。
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給与所得控除とは
皆さんは会社に出勤するときはどのような格好をしますか?スーツであったり会社固有の制服があると思います。また髪形や身だしなみがぐちゃぐちゃでは上司に何か言われたり顧客に良く思われず仕事に差し支えるかもしれませんよね?また、仕事の付き合いで送別会などどうしても食事などに費用が掛かる場面もあると思います。以上のような出費、
つまり仕事をするうえで必要となってくる費用に関しては税金を控除しましょう。というのが給与所得控除にあたります。自営業者は自分で確定申告を行う際自分で経費を計算して税金を控除しますが給与所得者は会社が年末調整を行うので一律で55万円という控除枠が与えられていると理解しましょう!
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基礎控除とは
日本国憲法の25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」というのを目にしたことはあるでしょうか。この25条にある健康で文化的な最低限度の生活を営むのに一年間で48万円、つまり一カ月で最低4万円は必要だ!という風に偉い人が決めたとします。すると48万円しか収入がない人から税金を徴収するとその人は健康で文化的な最低限度の生活を営むことができなくなってしまいます。つまり憲法違反になってしまうのです。
なので基礎控除枠として年間48万円という枠を全国民が手に入れることができるのですね。憲法の解釈などとも合わさってなかなか面白いですよね(^^)/
まとめ
103万円の壁以外にも税金の複雑な仕組みを理解しておくとお得なことがたくさんあるのでこの機会にみんなで偉くなっちゃいましょう!